金盃酒造について


蔵名・酒名の由来

酒銘の「金盃」とは昔中国で皇帝より賜わるもので最も権威のあるものとされていました。

商標文字の金盃は明治・大正の書道家、伊藤明瑞氏の隷書体の文体の左右同形末広がりの縁起の佳い書体を採用。

至高の品質とめでたさの意を込めています。

金盃酒造のラベルに使用している「金盃」の文字は、天才書家と言われた故・伊藤明端先生の作品。 明端先生は明治22年、和歌山市で生まれ、2歳の時に漢学者で書家の南海鉄山師に入門。 すぐに大作「鶴亀」を書き、3歳にして難解な文字や経典も読みこなしたと言われている。 世に出るきっかけとなったのは、3歳の時、当時の堺県知事・高崎正風にその書を披露。 あまりの見事さに東宮御所や伊藤博文に紹介したと伝えられている。 明治35年、13歳の時から明石市に住み、以降は同地を永住の地としたとされる。

金盃と四季醸造

昨今では当たり前になっている四季醸造の技術は、当社先代社長の故・高田小三郎が推進したものでした。

昭和38年、当時「酒造革命」とまで言われた画期的な手法です。

金盃の生酒

昨今流行の“生酒”ですが、これも本来は当社が始めたものです。

通常の日本酒醸造工程では保存性の確保のために「火入れ」という加熱処理を施しますが、当社は独自に開発したミクロフィルターによって腐敗や品質劣化の原因となる成分を除去することに成功しています。

それによって「火入れ」を一切行わず、生の風味、味わいを皆様の元にお届けしております。